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「新・人間交差点」 仲代達矢、佐藤江梨子 他

「新・人間交差点」  2006年8月19日~9月2日放送


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仲代達矢、佐藤江梨子 他

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「人間交差点 -HUMAN SCRAMBLE-」は、原作・矢島正雄、作画・弘兼憲史による青年漫画。
1980年から1990年までビッグコミックオリジナルで連載。全232話。

基本的に1話完結の短編集であり、各話ごとに登場人物も様々である。
刑務所の中の話もあれば、経済界のエリートを主人公とした話もあるが、各話を貫いているテーマは「人間模様」である。

多くの作中で「死」について触れられており、その内容は殺人、自殺、病死、戦死、事故死、堕胎など様々で、その血まみれの殺人現場や首つりの現場などその状況は詳細に描かれている。

「新・人間交差点」は、NHK総合テレビ「土曜ドラマ」枠にて2006年8月19日から9月2日まで放送された。


あらすじ

第1回「引退記者のファイル」

出雲で農業をする孤独な老人・寺島由次(仲代達矢)には、新聞記者だったという過去がある。
姉のハル(赤木春恵)は、そんな由次の最近の行状がどうもおかしいと考えている。
ある日、ハルの孫娘で、大阪で新聞記者をするマリエ(佐藤江梨子)が取材で出雲に戻ってくるが、由次は声もかけない。
強い反発を感じるマリエだったが、大阪では記者の仕事に行き詰っていた。
とうとう仕事を投げ出し再び出雲に戻ることになるが、心配したハルは強引に由次に引き合わせる。
反りの合わない二人だったが、倒れた由次をマリエが看病したことがきっかけで、由次は20年前自分が書いた「人間交差点」の原稿を見せる。
そこにはある不良少女(加賀美早紀)の話が綴られていた。
それこそ、マリエが今、行き詰っていた事件に酷似していた。
マリエは、この親子の現在が知りたいと由次に訴え、共に大阪に来る。


第2回「赤ひげの歳月」

由次(仲代達矢)には、今までに一度しか会った事のない実の息子がいた。
その息子から合いたいという手紙がきたことが由次の心を深く悩ませていた。
一方、マリエ(佐藤江梨子)はある青年医師・佐田(山口馬木也)について書かれている「人間交差点」の原稿を読んでいた。
20年前、佐田は有能な研究者であったが、教授の築岡(山本學)と対立し大学を追われ、小さな診療所で働くことになる。
彼は一介の医師として地域医療に尽くすこと、下町の赤ひげとして生きる道を選ぶ。
ところが20年後の今、マリエは佐田が贈賄の罪に問われ、逮捕されたことを知る。


最終回「翼ある船は」

由次(仲代達矢)はハルの心配をよそに、マリエ(佐藤江梨子)を伴い死期が迫る息子(上杉祥三)のいる金沢へ旅立つ。
途中の鳥取砂丘で借金取りに追われた父親に会うために舞鶴港へ行きたいという少年と同行することに。
その夜、三人は城崎温泉に投宿するが、その宿で由次の過去が甦る。
由次は戦後、シベリアに抑留された兄がいた。
実の息子とは、由次がその兄の妻とたった一度だけ犯してしまった過ちのすえに生まれた子であった。
一方、、少年を追ってきたらしい不審者が出現。
だが乗っていたのはマリエの同僚の君原(黒田有)で、意外なことを知らされる・・・。


登場人物

寺島由次(73歳)/仲代達矢
かつて大阪で新聞記者をしていたが、20年前に退職し、故郷の出雲でひとり農業を営む。
「過去」に縛られ、離れて住む息子に会うことを躊躇している。
記者時代に書き溜めた「人間交差点」の取材原稿が、姉の孫娘マリエに大きな影響を与えることになる。


富岡マリエ(24歳)/佐藤江梨子
出雲で生まれ育つが、現在は大阪のローカル新聞の駆け出し記者。
情熱はあるが空回りする日々を送っていたが、祖母ハルの弟・由次がかつての敏腕記者で、未発表の「人間交差点」の原稿を目にすることで、記者として人間として成長していく。


君原勘太(35歳)/黒田有(メッセンジャー)
「大阪ニューズ」のカメラマン。
マリエの同僚として、ともに取材をする関係だが、マリエの無茶な行動に巻き込まれることも多い。
よくケンカもするが、お互い認め合う関係になっていく。


富岡ハル(80歳)/赤木春恵
出雲で藍染めを営む、由次の姉であり、マリエの祖母。
新聞記者として壁にぶち当たった孫娘の心配をしつつ、温かく見守っている。
一方で「過去」に思い悩む弟に胸を痛め、いつか由次がそれにきちんと向き合う日が来ることを望んでいる。


<NHKオンラインより引用>


DVD 新・人間交差点 [DVD]

原作 「人間交差点」 矢島 正雄、弘兼 憲史

原作 「翼ある船は」 内海 隆一郎



劇中詩「翼ある船」
「翼ある船」


潮は満ちて来る、
大海のまんなか、
深々として四方から集まる波に取りまかれて、
まるく、朧ろげに、
ゆられる暁。


暁の色は空の雲、
嬰児の頬に、
柔らかに上って来る、
空にはどよもす幾万の海鳥の羽音
波の下には数知れぬ魚類のため息。


翼ある船はふかき
水平線のかなたより現れて来る、
匂やかな嬰児の心は
仄かなる四月の水の上に
新月の如く生命の船を解き放つ。


遙かな海の岸には
聖天使出現の喇叭を吹く雄鶏
生まれいづる喜びの声、
霧は破れはてもなき海の上に
船は鮮やかに緑色の姿を現す。


満ち満ちて盛り上がる潮の頂点、
嬰児の情熱は漲り溢れ、
胸の奥より沸き出で来る
形なき言葉が消えては現われ、
渦巻きつつ流れ、泡立つ、海と風との対話。


翼ある船は嬰児の生命を乗せ
ゆるやかにすさまじい力を以て進んで来る。
生きとし生けるものの世界へ、
猛然として押しよせる形無き言葉。
恐ろしい到来の勢力。


船は涯てもない大洋の上に漂う、
不断に生長する船、
無限の世界を生み出す船、
嬰児の言葉は緑色の船
未来目かげてまっしぐらに帆走らす。







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